みなさんこんにちは!四日市市の屋根・外壁リフォーム業者のアイケンです!
前回に引き続き、鈴鹿市にお住まいのK様邸倉庫修繕の現場レポートです。
今回は折板屋根の塗装の様子をご紹介!
施工前:塗装のはがれやサビが目立っていました

母屋と倉庫の間にある折板(せっぱん)屋根には色あせや塗装のはがれがあり、支柱やボルトには赤サビが発生していました。
幸い屋根に穴が開くまでは劣化していなかったので、既存の屋根を生かした塗装でのメンテナンスをご提案しました。
折板(せっぱん)屋根って何?
金属板を山型・谷型に折り曲げた形状にした屋根のことです。強度が高く、雪や雨が滑り落ちやすいため、工場や倉庫、体育館などの大型建物でよく使われます。軽量で施工も比較的簡単なため、耐久性とコストのバランスが良い屋根材です。
↓↓折板屋根の塗装事例はコチラにも!

1.ケレン作業後、下塗りでサビどめを塗布
ケレン作業でサビや古い塗膜を落とし、塗装前の下準備をしました。
ケレン作業とは?
塗装前に金属や木材の表面を やすりやスポンジでこすってサビ・汚れ・古い塗膜を落とす作業 のことです。表面を平らで清潔にすることで、新しい塗料の密着性が高まり、塗装の仕上がりが長持ちします。

続いて、サビ止めを全面に塗布していきます。折板屋根は複雑な形なので主に小さいローラーやハケを使用します。
折板屋根は山型と谷型の形状があるため、谷部分は塗り残しがないように注意が必要です。
サビ止めを塗ることで、雨や湿気による金属の腐食を防ぎ、屋根の耐久性を大幅に高めることができます!
少しでもサビ止めを塗り損ねるとそこからサビが広がり、早期に劣化してしまいます。細いハケなどもつかってくまなく塗りました。
支柱も忘れずにサビ止めを塗布しています。

2.中塗りは塗膜を分厚くするために超重要

中塗りは、塗装工程の中でも塗膜を厚くし、耐久性を高める大事なステップです。
下塗りで整えた下地の上に塗ることで、塗料の密着力がさらに高まり、ムラや下地の透けを防ぎます。また、中塗りで十分な厚みを確保することで、上塗りの仕上がりが美しくなり、長持ちする塗膜になるんです。
職人はローラーや刷毛をうまく使って塗料を均一に塗り重ね、丈夫で美しい塗膜を作ります。
塗料は薄すぎても厚すぎてもダメで、ちょうど良い厚さでムラなく塗るのは、経験豊富な職人の腕の見せどころです!
3.上塗りで色ムラなどを修正

中塗りだけではどうしても色ムラがでてしまうので、最後に美しい色とツヤを出すために上塗りをします。
まずは中塗りがしっかり乾いていることを確認するのがポイント。乾きが不十分だと塗料の密着が悪くなり、仕上がりや耐久性に影響するからです。
角や隅などの細かい部分は刷毛で丁寧に塗り、平らな面はローラーでスピーディーに仕上げます。
塗装の美しさと丈夫さを決める、最後の大切な仕上げとして、丁寧に時間をかけて作業することが大切です。
鮮やかなライトブルーの屋根に!母屋との相性も抜群

施工前は赤サビや色あせが目立っていた屋根も、すっかりキレイになりました。
サビ止めを隙間なく塗布したので、長持ちしてくれることでしょう。
サビを放っておくと腐食が進んで屋根ごと取り替えないといけなくなることもあります。劣化が小さいうちに早めのメンテナンスをするのが吉です^^
次回は倉庫内や折板屋根の下にある鉄骨塗装の様子をお届けします!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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